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シーサーペント(sea serpent)とは、海洋で目撃、あるいは体験される、細長く巨大な体を持つ未確認生物(UMA)の総称である。特定の生物を指すものではない。

大海蛇(だいかいじゃ)とも呼称されている。

正体が特定されたものはほとんどなく、大部分は正体不明で未知生物学者の主要な研究テーマとなっている。目撃例は中世以降多数存在し、中世から近代にかけて作成された世界地図の海洋を示す部分にはシーサーペントの絵が記されていることが多い。

ニュージーランド沖のシーサーペント
1977年4月25日にニュージーランド沖で日本の漁船瑞洋丸が引き上げた巨大な死骸。通称ニューネッシー。かなり鮮明な写真が撮られ、組織も採取されたが本体は強い腐敗臭のため海洋に投棄された。

写真に写っている姿が中生代に実在した首長竜のプレシオサウルスに似ていたためセンセーションを引き起こした。東京水産大学を中心とする研究グループは1978年8月にこの生物に関する調査報告書を発表したが、その報告書ではウバザメ説、爬虫類説、新種の生物説などを挙げてはいるが正体について断言はしていない。

 

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クッシーは、北海道屈斜路湖で1973年から目撃証言のある未確認生物(UMA)。有名なイギリスのネス湖に生息するネッシーにちなんで名付けられた。
目撃証言以外にも、湖面の波紋などが幾つかの写真にも納められているが、正体は不明とされている。

湖面の美しい屈斜路湖における神秘性の高い話題として、地元では観光資源の一つともなっている。日本の未確認巨大水棲生物でもイッシーと並びかなりの知名度を誇る未確認生物だが、最近は目撃されることがほとんどない。

目撃情報
■1972年11月、湖畔の国道を車で走行中に湖の岸に向かって移動してくる、ボートを逆様にしたような物体をドライバーが目撃(このドライバーは1974年にクッシーと思われる写真を撮影している)。それ以前にも怪物の目撃情報はあったが、1973年8月、中学生40人程が藻琴山への遠足中に目撃したことが知られ、全国的にクッシーの存在が知れ渡ることになった。 
■1974年7月、一家が湖面を移動する二つの黒い物体を目撃。
二つの物体は移動した後、ものすごい水音と大波を立てて水中に沈み、その音は丸太を10本ほど湖に投げこんだようなものだったという。
■同年9月18日、湖面に三角形の形をした二つのコブが目撃される。コブの全長は10 - 15mほどで、ヌメヌメと光っていた。モートボート程度の速さで移動しながらやがて水中に没したが、約15人ほどがこの光景を唖然として眺めていたという。
■同月、北海道放送のビデオカメラが湖面に浮かぶ丸い物体を捉えたが、外見がわかるような資料がなく、正体が何であるかの検討段階には至っていない。
■1975年7月5日午前9時半ごろ、林業を営む男性が馬を使って湖畔での木の切り出し作業中、馬が急に何かに脅え始めたため湖面の方を見ると、50mほど先に、馬の頭よりずっと大きい、銀色の目を光らせた焦げ茶色の顔が顔を出しているのを目撃。
そのうちこの怪物は湖に姿を消したという。 
また、土産物販売店の店員による「夜中に湖の方から『ダッポン、ダッポン』という大きな音が聞こえた」という証言もある。湖にイカ、イモ、野菜を仕掛けた所、イカだけが何者かに歯で食いちぎれた状態で見つかっており、湖にはトゲウオぐらいしか魚はいないため、クッシーがイカを食べたのでは?と推測された。
■1979年8月2日。屈斜路湖の見物に訪れた一家が、湖の中島近くの水面を水すましのように走る物体を撮影。写真の物体については、当時湖で水上ボートが走っていたこと、当日は多くの観光客がいたにも関わらず目撃者がこの一家だけであることから、誤認の可能性が濃厚となった。その後、湖から首を出して泳ぐクッシーと見られる写真が公表されたが、その真偽は不明。
■1988年にはモーターボートで追跡して15m程まで近づいたとする者が現れた。彼によれば、クッシーの背中はイルカのような黒ずんだものだったという。
1990年にも写真が撮影されている。
■1997年6月には、弟子屈の消防署員が砂湯の沖でクッシーを目撃。およそ100mほど先の沖に、全長20mほどあるグレーメタリックの怪獣が頭を水面から出していたという。この怪物には背びれがあって、ハモのような帯状の身体がはっきり確認できたという。
これ以後目撃証言がピタリと止んでいる。

正体
首長竜生き残り説、イトウ説、アメマス説などがある。 

このうち首長竜説について、『首長竜が生存していた中生代、現在の北海道は海の底にあった。
事実、同じく中生代に生息していたアンモナイトの化石が北海道では多数産出されており、海生であった首長竜が年月と共に北海道本島が形成される中で、湖に取り残された』という説がある。実際1991年に、同じ北海道・中川町で「ナカガワクビナガリュウ」の化石が発掘されるなど、北海道では首長竜の化石が多数見つかっている。
爬虫類が酷寒の湖に住めるのかという反論については、首長竜が生きていた中生代、非常に寒冷な海だったと見られる現在のオーストラリア中央部の地層から首長竜の化石が発見されていることから、寒冷な環境にも充分耐えられるという意見もある。

一方、否定派はクッシーの存在しない根拠として、屈斜路湖には大型の生物が住むには餌となる魚が不足していることをあげる。
屈斜路湖がカルデラ湖であり、酸性湖となっているため魚類が乏しいこと、1938年の屈斜路地震で湖底から硫黄が噴出し、pH4前後まで酸性に傾き魚類はほぼ全滅したことなどをあげ、近年になってマスが放流されたとはいえ、とても生物が住める環境ではないとしている。

 


クラーケン(ノルウェー語等:Kraken)は、その多くが巨大なタコやイカのような頭足類の姿で描かれる、北欧伝承の海の怪物。

中世から近世にかけて、ノルウェー近海やアイスランド沖に出現したとされている。 19世紀のアフリカ南部はアンゴラ沖に現れた海の怪物もクラーケンでなかったかと言われている。

 

Kraken は、北ゲルマン語群(ノルド諸語、北欧諸語)に見られる krake (クラーケ。意:pole、post、竿、棒、柱)に -n が付いた定冠詞形である。
この語は英語の crook (意:湾曲した杖、羊飼い(en)の杖[shepherd's crook]、司教杖、など)や crank (意:捻じ曲がったもの、曲がりくねったもの、変わり者、つむじ曲がり、奇想のもの、[機械の]クランク、[道路の]クランク、など)とゲルマン語派のレベルで同根であり、怪物クラーケンの怖ろしい湾曲性の腕を想起しての名付けであったことが窺える。

その後、北欧においてこの怪物の名は「畸形的な動物」を意味するようになっていたらしい。
ここに見られる「畸形」の語義は英語 crank の中にもニュアンスとして現れている。

 

 



シーサーペント(sea serpent)とは、海洋で目撃、あるいは体験される、細長く巨大な体を持つ未確認生物(UMA)の総称である。特定の生物を指すものではない。
大海蛇(だいかいじゃ)とも呼称されている。

正体が特定されたものはほとんどなく、大部分は正体不明で未知生物学者の主要な研究テーマとなっている。
目撃例は中世以降多数存在し、中世から近代にかけて作成された世界地図の海洋を示す部分にはシーサーペントの絵が記されていることが多い。

歴史
シーサーペントの記述自体は古代からある。たとえば、旧約聖書のヨブ記、イザヤ書などには巨大な生物としてレヴィアタン(リヴァイアサン)が書かれている。
これは古代オリエントの世界で蛇かワニのような姿をした伝説の怪物の名前で、イザヤ書(74:10)、詩篇(74:14)では海に住む竜と並んで記されている。

アッシリアの王サルゴン2世はキプロスに向かう航海の途中でシーサーペントに遭遇したと言う。
東洋の伝説上の動物「竜」も水と関係が深く、姿形にもシーサーペントと共通する部分がある。

しかし、古代の伝承は神話や伝説などに彩られており、生物学的な検証には耐えるものではなく、大抵はクジラや海牛類、リュウグウノツカイなどの現在における既知の生物の目撃例であったと考えられる。

中世以降ではデンマークの司教ポントピダンが「ノルウェー博物誌」(1752-1753)の中で2種類のシーサーペントについて記している。オランダの動物学者A・C・ウードマンスは1892年に「大海蛇」を著し、多数の目撃証言を科学的に検証し長い首と長い尻尾をもったアザラシのような未知生物がシーサーペントの正体であるとした。

20世紀以降も広大な海洋にて、数百件から数千件の大量の目撃証言と、若干の写真・ビデオがある。

 


グロブスター(Globster)は海岸に漂着する謎の肉塊である。ブロブ(blob)ともよばれる。

グロブスターはグロテスク・ブロブ・モンスターの略である。「Globster」という用語は、1962年にアメリカの動物学者アイヴァン・サンダーソン(Ivan T. Sanderson)が造った(サンダーソンは「オーパーツ」という用語を造ったことでも知られる)。

オーストラリアやスコットランドなど、世界中の海岸に漂着している。
異臭を放ち、時に体長は10メートルに達することがある。全身は毛のようなものに被われており、突起などがある。
一説には鯨の死骸の表皮などが剥離し、筋繊維が露出した(毛に酷似する)脂肪なのではないかと言われているが、調べられたことは無く真偽は不明である。

 

 


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